「チャン・ウォニョン・ミスト」の正体 — Dr.Althea 345 クリームミストのまとめ
著者 URITRIP

タイムラインで頻繁に目にするミスト
ここしばらく、韓国コスメを身近にチェックしている方のSNSフィードに、同じ製品が繰り返し登場するようになっています。スプレー型ながら、一般的なミストとはカテゴリーが少しずれている — その話題のアイテムが Dr.Althea(ドクターアルテア)の「345 リリーフ クリームミスト(345 Relief Cream Mist)」 です。
TikTokでは「チャン・ウォニョン・ミスト」という愛称でも語られています。日本市場では2025年11月の本格発売と同時に現地SNSで急速に広がり、韓国コスメブランドのグローバルな存在感を改めて感じさせる動きとなりました。この記事では、ビューティーエディター視点でこの製品の実体と使い方を整理します。
ベストセラークリームのミスト拡張と、その背景にあるキャンペーン
今回の新製品は、ベストセラーとして定着した「345 リリーフ クリーム」をミスト・フォーマットに拡張したラインです。仕上げに一度塗るクリームというより、トナー・エッセンス・クリームのコア機能を一回のスプレーに圧縮し、日々の短く頻度の高いシーンにまで シカ・鎮静・栄養 の処方を持ち込む方向を選んでいます。
キャンペーンの顔はIVEのチャン・ウォニョンです。2026年3月にDr.Althea のグローバル・アンバサダーに正式起用され、江南・弘大エリアの屋外広告を皮切りに、グローバル市場へ順次拡大しています。ただしキャンペーンの重心は、セレブリティそのものよりも、広告で見せている透明感のあるツヤ肌 — いわゆる「ガラス玉肌」 — がこのミストの仕上がりと正確に重なるという点に置かれています。モデルのイメージが製品コンセプトを支える構成です。
「345」が意味するもの — ブランドのシグネチャー処方哲学

製品名の頭につく数字「345」は、Dr.Althea の処方哲学を凝縮した表記です。
- 3 = Blemish Relief(トラブル・ニキビケア)
- 4 = Nourishing(栄養補給)
- 5 = Soothing(鎮静ケア)
この3つのキーワードをバランスよく押さえるのが、ブランド一貫の方向性です。ベストセラーに定着した「345 リリーフ クリーム」のミスト・バージョンが、今回の新製品にあたります。日本公式アカウントのコピーを引用すると、「みずみずしい水分層と鎮静のクリーム層によるダブル保湿で、乾燥知らずのツヤ肌へ」 — この一文に処方の本質が整理されています。
デュアルレイヤー処方の構造
この製品で最も注目しておきたいポイントは、処方設計です。ボトルの中では水分エッセンス層とクリーム層が分離しており、使用直前に振る動作によって2層が一つにまとまる構造になっています。マーケティング用のビジュアルではなく、テクスチャーの異なる機能を分けて安定的に保つための実用的な選択です。
水分エッセンス層には、シカケアの代表成分であるマデカソサイドを中心に、ツボクサ葉エキス、アロエベラ葉水、ドクダミエキスなど、鎮静系の植物由来成分が並びます。
クリーム層のベースは、栄養成分の豊富なライスブランウォーター(米ぬか水)です。分子サイズの異なるヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸、ヒドロキシプロピルトリモニウムヒアルロネートなど)、グリセリン、そして10,000ppmと高濃度で配合されたパンテノールが、水分補給とバリア強化を同時に担当します。
そこに、ビフィズス菌発酵物・乳酸菌発酵物などプロバイオティクス由来の成分が肌マイクロバイオームのケアを支え、ビタミンE(トコフェロール)が抗酸化面を補強します。一本にトナー・エッセンス・クリームのコア機能を凝縮した、オールインワン処方に近い設計です。
ヴィーガン認証とノンコメドジェニックテスト済みという条件もそろっており、敏感肌・ニキビ肌でも試しやすいベースラインを確保しています。「強い美白中心」から「肌本来の力を生かす」方向へ移行している近年のK-ビューティーの流れとも噛み合う設計です。
5通りの使い方

このミストが興味深いもう一つの理由は、使い方の幅にあります。
1. 朝のスキンケアの仕上げに
洗顔 → トナー → エッセンス → クリームの順序の最後、もしくはローションの代わりに2〜3回スプレーします。手のひらで軽く押し込むようになじませると、メイクのベースとして自然なツヤ肌に仕上がります。
2. メイクの上のフィクサーとして
マスクの摩擦や室内の乾燥でメイクが浮いた時、そのままメイクの上にスプレーします。ファンデーションが粉のように分離する瞬間に、ツヤを再び満たす段階として機能します。
3. デイリー・リフレッシュ用途で
オフィスのエアコン、長時間のフライト、屋外の撮影現場 — 乾燥して疲れた肌のためのクイックケアとして適しています。60mlサイズは機内持ち込み基準を満たし、持ち運びに向きます。
4. シートマスク後の「ロック」ステップに
マスクで満たした有効成分が揮発しないよう、一度覆うようにスプレーします。別途クリームなしでも、しっかりとした保湿の仕上がりが可能です。
5. 紫外線後の鎮静ケアとして
鎮静成分の構成を活かし、日差しを浴びた肌を落ち着かせるステップとしても適しています。夏場は冷蔵保管後に使うと、清涼感が一緒に加わります。
使用前にはしっかり振って2層を完全に混ぜ合わせることが大切です。この一つを守るだけで、処方の意図がそのまま発揮されます。
こんな方に
- マスク生活で肌のコンディションが揺らぎやすい方
- 「アイドルのようなツヤ肌」の仕上がりを日常のルーティンで作りたい方
- 敏感肌・乾燥肌・ニキビ肌で刺激が気になる場合
- メイク直しの時間を短縮したい忙しい日常の使い手
- ヴィーガン・クリーンビューティーの価値観に重きを置く方
極度の脂性肌でテカリが気になる場合は、1回スプレーから量を調整して使うのがおすすめです。
キャンペーンのキーワード — 静かな瞬間
チャン・ウォニョンをモデルに据えた今回のキャンペーンのキーワードは「静かな日常の瞬間に宿る美しさ」です。華やかなスター性を前面に押し出すのではなく、自分の肌に触れる短い時間、そして自分自身と向き合う静的なシーンに焦点を合わせた点が印象的です。
345 クリームミストは、単なる保湿スプレーというよりも、慌ただしい日常の中でも数秒、肌に手を添える小さなルーティンを作るための一本に近い存在です。今シーズン、ドレッサーのラインナップを整える場合、検討の優先順位に置く価値があります。
使い方のヒント
- 使用前にボトルを10秒以上しっかり振り、2層が完全に混ざるようにします。
- 顔から20〜25cmほど距離をとって2〜3回スプレーし、手のひらで軽く押し込みなじませます。
- メイクの上で使う場合は、さらに距離をとって細かいミスト状で吹きかけます。
- 紫外線を浴びた直後の鎮静ステップとして使う場合は、事前に冷蔵保管しておくと落ち着かせる効果が強まります。
プロダクト情報
- Dr.Althea(ドクターアルテア) 345 リリーフ クリームミスト
- 容量:60ml / 100ml
- 取扱店:Olive Young グローバル、Qoo10、Coupang、公式オンラインショップなど


