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エモリエント・オイル・ワックス

シアバター

Shea Butter

別名 シア脂 · カリテバター

シアの木の実から得られる植物性バターで、常温で固まり厚い保護膜をつくる閉塞型のエモリエントです。

どんな成分か

シアバターは西アフリカのシアの木の種子の脂肪で、オレイン酸やステアリン酸などの脂肪酸とともに、けん化しない成分(トリテルペンエステル、ビタミンE)が5〜10%と多いのが特徴です。常温で半固形のため肌に厚く残る膜をつくります。

韓国製品190以上に配合され、リップクリーム・ハンドクリーム・ボディバター・冬用クリームの中心となる油脂です。精製の有無で未精製(香りと色がある)と精製(無香)に分かれ、ラベルにはシアバターまたはシア脂と書かれます。

化粧品での役割

閉塞性の保護膜

角層の上に厚い脂質の膜をつくって水分の蒸散を大きく減らします。ひび割れた唇、乾燥した手足、冬の頬のように乾燥が強い部位に合います。

鎮静と脂質の補給

けん化しない成分に抗炎症方向の研究があり、乾燥で敏感になった肌をなだめる製品に使われます。脂肪酸はバリア脂質を補う役割も担います。

根拠と適用範囲

シアバターが経表皮水分蒸散量を減らし乾燥肌のざらつきを改善するというヒトでの研究があり、けん化しない成分の抗炎症作用は細胞研究に裏づけられています。米国CIRはシア由来成分が現在の使用範囲で安全と評価しています。ラテックスに似たタンパク質によるアレルギーの懸念が指摘されましたが、精製シアバターでの報告はまれです。

濃度と処方による違い

クリームには2〜10%、バームやボディバターには20〜100%まで使われます。固まる性質のため、顔用クリームには少量だけ配合してテクスチャーを調整します。未精製シアバターはけん化しない成分がやや多いものの香りがあり、精製シアバターは無香で色がありません。

使用上の注意

刺激やアレルギーの報告は少ないものの、油分が多いためニキビ肌の顔には厚く塗らないほうがよいでしょう。ナッツアレルギーとの関係は根拠が弱いものの、重いアレルギーがある場合は少量から始めるとよいでしょう。

類似成分との比較

スクワランSqualaneスクワランは軽い液状オイルで、シアバターは厚みのある半固形のバターです。軽い仕上がりはスクワラン、閉塞と保護はシアバターが担います。
セラミドCeramideセラミドはバリア脂質そのものを補い、シアバターはその上に保護膜をかぶせます。冬用のバリアクリームで両方を配合することが多くあります。

よくある質問

未精製シアバターのほうが良いのですか?+

けん化しない成分がやや多いものの特有の香りと色があり、品質のばらつきが大きい傾向があります。化粧品には精製シアバターがほとんどで、保湿効果の差は大きくありません。

顔にシアバターをそのまま塗ってもいいですか?+

非常に乾燥した肌なら少量は問題ありませんが、油分が多くニキビ肌には重いことがあります。顔用にはシアバターを少量配合したクリームが無難です。

シアバターとカカオバターは何が違いますか?+

どちらも植物性バターですが、シアバターはけん化しない成分が多く融点が低いため肌によく広がります。カカオバターはより硬く香りがあります。

出典と確認日

UCURICOSME 편집팀
最終確認 2026.09.23 · 次回点検 2027.03.23

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