本文へスキップ
アクティブ成分

セラミド

Ceramide

別名 セラミド類 · セラミドEOP · セラミド1 · セラミドNP · セラミド3 · フィトスフィンゴシン系セラミド · セラミドAP · セラミド6-II · セラミドNS · セラミド2 · セラミドNG · セラミドAS · セラミド5

角層脂質の約半分を占める成分群で、コレステロール・脂肪酸とともに肌のバリアをつくります。NP・AP・EOPなどの種類もこの項目でまとめて扱います。

どんな成分か

セラミドはスフィンゴイド塩基に脂肪酸が結合した脂質で、角層細胞のあいだを満たす脂質の約50%を占めます。種類は結合する塩基と脂肪酸の組み合わせで分けられ、化粧品にはセラミドNP(旧名セラミド3)、AP(6-II)、EOP(1)、NS(2)、AS(5)が主に使われます。全成分にはそれぞれの名前が書かれますが、役割が同じ系統なのでこの辞典ではひとつの項目として扱い、製品ページではラベルの表記をそのまま表示します。

化粧品用セラミドの多くは酵母発酵や合成でつくられたヒト型です。バリアクリームの中心成分として定着し、韓国製品400以上に配合されています。複数の種類を組み合わせ、コレステロールや脂肪酸との比率を合わせた処方が標準とされています。

化粧品での役割

バリア脂質の補給

乾燥肌・加齢肌・アトピー肌では角層のセラミドが減っているという研究が多くあります。外からセラミドを補って脂質の層を満たし、水分の蒸散を減らすことがバリアクリームの基本原理です。

種類ごとの役割

NPとAPはもっとも一般的で安定しており、EOPは長鎖構造で脂質の層をつなぐ役割を担うため少量でも重要です。NSとASはほかの種類と一緒に配合し、実際の肌の脂質構成に近づけるために使われます。

ほかの脂質との比率

セラミド・コレステロール・遊離脂肪酸を3:1:1のような比率で合わせた処方がバリア回復に有利という研究があり、セラミド製品にはコレステロールと脂肪酸が一緒に配合されることが多くあります。

根拠と適用範囲

セラミド配合の保湿剤が経表皮水分蒸散量を減らし乾燥肌やアトピー肌の症状を和らげたという臨床研究が複数あり、一部は医薬品レベルの保湿剤と比較した研究です。三つの脂質を比率に合わせて配合すると回復が早いという研究がよく引用されます。米国CIRはセラミド類が現在の使用範囲で安全と評価しています。

濃度と処方による違い

合計0.1〜1%が一般的で、セラミドは油溶性で溶かしにくいため高濃度配合は容易ではありません。配合量より種類の組み合わせ、コレステロール・脂肪酸との比率、そして脂質を安定に保つ処方技術が効果を左右します。全成分で複数のセラミドがコレステロールと一緒にあれば、バリア処方として設計された製品です。

使用上の注意

ヒト型脂質のため刺激やアレルギーの報告はほとんどありません。ただしセラミドクリームは全体的にリッチな傾向があるため、脂性肌は軽い剤形を選ぶとよいでしょう。

類似成分との比較

コレステロールCholesterolコレステロールはセラミドとともに角層脂質をつくる成分で、セラミドが脂質の層の骨組みなら、コレステロールはその層の柔軟性を担います。両方を一緒に配合するとバリアの回復が早いという研究があります。
フィトスフィンゴシンPhytosphingosineフィトスフィンゴシンはセラミドの骨格になる塩基で、肌の上でセラミドに変わる前駆体です。セラミドNPをつくる原料でもあり、単独でも鎮静目的で配合されます。

よくある質問

セラミドNPとセラミド3は違うものですか?+

同じ成分です。以前は数字で呼ばれ、現在は構造に基づいてアルファベットで呼ばれます。NPは3、APは6-II、EOPは1、NSは2、ASは5に相当します。

セラミドの種類が多く入った製品のほうが良いのですか?+

種類の数よりコレステロール・脂肪酸との比率と処方が重要です。複数の種類を配合するのは実際の肌の脂質構成に近づけるためで、少量でもEOPが一緒に入っていればよく設計された処方です。

ニキビ肌もセラミドを使うべきですか?+

ニキビ治療成分でバリアが弱った肌には役立ちます。ただしリッチなクリームより、セラミド配合のジェルやローション剤形を選ぶほうが無難です。

出典と確認日

UCURICOSME 편집팀
最終確認 2026.09.23 · 次回点検 2027.03.23

関連ジャーナル

一緒によく言及される成分