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医薬部外品 · 美白/抗炎症アクティブ成分

トラネキサム酸

Tranexamic Acid · CAS 1197-18-8

別名 TXA

止血剤として開発されたアミノ酸誘導体で、メラニン生成のシグナルを減らしシミやトーンの不均一に使われ、日本で美白・抗炎症の有効成分として承認された成分です。

どんな成分か

トラネキサム酸はもともと出血を止める医薬品として開発されましたが、服用した患者のシミが薄くなった観察からトーンケア成分としての研究が続きました。紫外線が角化細胞からメラニン生成を刺激するシグナル(プラスミン経路)を遮断する方式で働き、チロシナーゼを直接抑える成分とはアプローチが異なります。

日本では医薬部外品の美白有効成分であり抗炎症(肌荒れ防止)有効成分として承認されており、韓国では告示成分ではなく一般化粧品成分として43製品に配合されています。シミ美容液やブライトニングアンプルでナイアシンアミドと一緒に登場します。

化粧品での役割

シミとトーンの調整

紫外線と炎症がメラニン生成を刺激するシグナルを減らし、シミや紫外線後の色素沈着に使われます。刺激が少ないため毎日使うブライトニング美容液に合います。

抗炎症と赤み

日本では抗炎症有効成分としても承認されており、赤みを伴う色素沈着やニキビ跡のケアに配合されます。

根拠と適用範囲

塗るトラネキサム酸2〜5%がシミを改善したという無作為化比較試験が複数あり、一部はハイドロキノンと比較して同程度の効果で刺激が少なかったという結果です。飲むトラネキサム酸は医薬品としてシミの治療に使われ、塗る製品はそれより緩やかですが根拠が比較的しっかりしたトーンケア成分です。

日本と韓国での扱い

日本 · 医薬部外品韓国 · 機能性化粧品
表示名トラネキサム酸트라넥삼산
承認・告示区分美白 · 抗炎症該当なし
配合量承認処方ごとに規定—

濃度と処方による違い

2〜5%が一般的で、日本の薬用化粧品は有効成分として1〜2%を使います。水溶性で安定なため化粧水や美容液に配合しやすく、pHや熱に強い成分です。ナイアシンアミドやアゼライン酸と組み合わせた製品が多くあります。

使用上の注意

刺激やアレルギーの報告が少なく、敏感肌のブライトニングの代替として使われます。塗る製品は全身への吸収が非常に少ないものの、血栓の既往がある場合は高濃度の長期使用について医療従事者に相談するのがよいでしょう。紫外線対策を併用してこそ効果が維持されます。

類似成分との比較

ナイアシンアミドNiacinamideナイアシンアミドはメラニンの受け渡しを遅らせ、トラネキサム酸は生成のシグナルを減らすため段階が異なります。両方を配合したシミ美容液が多く、刺激が少ないという共通点があります。
ビタミンCAscorbic AcidビタミンCは生成酵素を抑え抗酸化も兼ねますが不安定で刺激があります。トラネキサム酸は安定でやさしく毎日使いやすい成分です。

よくある質問

塗るトラネキサム酸でシミは薄くなりますか?+

2〜5%製品を8〜12週間以上続けて使ったときにシミが薄くなった研究が複数あります。紫外線対策を併用してこそ維持されます。

止血剤だそうですが肌に塗っても大丈夫ですか?+

塗る製品は全身への吸収が非常に少なく止血作用とは無関係です。血栓の既往がある場合は医療従事者に相談するのが安全です。

韓国ではなぜ機能性表示がないのですか?+

韓国の美白告示成分リストにないためです。日本では美白・抗炎症の有効成分として承認されています。

出典と確認日

UCURICOSME 편집팀
最終確認 2026.09.23 · 次回点検 2027.03.23

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