本文へスキップ
医薬部外品 · 美白アクティブ成分

ビタミンC

Ascorbic Acid · CAS 50-81-7

別名 アスコルビン酸 · L-アスコルビン酸 · アスコルビルリン酸Na · SAP · ビタミンC誘導体 · 3-O-エチルアスコルビン酸 · エチルアスコルビン酸

純粋なビタミンCで、抗酸化とトーンの研究がもっとも多い成分です。アスコルビルリン酸Naや3-O-エチルアスコルビン酸などの誘導体もこの項目で扱います。

どんな成分か

アスコルビン酸は加工していない純粋なビタミンCです。肌の上で変換なしにそのまま働きますが、光・空気・熱にとても弱く褐変が早く、pH3.5以下でしか安定しません。そのため密閉容器、粉末、無水処方でつくるか、安定性を高めた誘導体を代わりに使います。

ラベルのアスコルビルリン酸Na(SAP)や3-O-エチルアスコルビン酸は、純粋なビタミンCにリン酸やエチル基を結合させて安定にした誘導体で、肌の上でビタミンCに変わって働きます。役割が同じ系統のためこの辞典ではひとつの項目で扱い、3-O-エチルアスコルビン酸は日本で美白有効成分として承認されています。

化粧品での役割

抗酸化

紫外線や大気汚染で生じるフリーラジカルを受け止め、酸化したビタミンEを戻します。朝に日焼け止めの下に塗るビタミンC美容液は、この光保護の補助をねらったものです。

トーンを整える

メラニン生成酵素のチロシナーゼを抑える方向に働き、色素沈着やくすみに使われます。誘導体のうち3-O-エチルアスコルビン酸は日本の美白有効成分です。

コラーゲン合成の補助

ビタミンCはコラーゲン合成に必要な補因子のため、小ジワ改善の研究にも登場します。純粋な形を10%以上配合した製品がこの方向を打ち出しています。

根拠と適用範囲

純粋なビタミンCは10〜20%の濃度で光ダメージの減少、色素沈着の改善、小ジワの改善を示したヒトでの研究が複数あり、ビタミンEやフェルラ酸と組み合わせると光保護が高まるという研究が広く引用されます。誘導体は安定性が高い代わりに肌の上でビタミンCに変わる割合が低く、同じ濃度の純粋な形より効果が緩やかという評価です。

日本と韓国での扱い

日本 · 医薬部外品韓国 · 機能性化粧品
表示名3-O-エチルアスコルビン酸비타민 C
承認・告示区分美白該当なし
配合量承認処方ごとに規定—

濃度と処方による違い

純粋なビタミンCは5〜20%、誘導体は1〜5%が一般的です。純粋な形はpH3.5以下の酸性処方のためピリピリすることがあり、茶色に変わったら酸化しているので新しいものに替える必要があります。誘導体は中性pHで安定なため刺激が少なく、化粧水やクリームに配合しやすい成分です。

使用上の注意

純粋なビタミンCの高濃度製品はピリピリ感や赤みがよく起こり、敏感肌は5%以下か誘導体から始めるのがよいでしょう。褐変した製品は効果が落ち、着色を残すことがあります。ナイアシンアミドと一緒に使っても問題ないというのが現在の評価です。

類似成分との比較

ナイアシンアミドNiacinamideナイアシンアミドはメラニンの受け渡しを遅らせ、ビタミンCはメラニン生成を抑えるため段階が異なります。ナイアシンアミドのほうが安定でやさしくデイリーケアに先に使われ、ビタミンCは抗酸化と光保護の補助が強みです。
トコフェロールTocopherolトコフェロールは油溶性、ビタミンCは水溶性の抗酸化成分で、互いを戻し合い、一緒に使うと光保護が高まります。ビタミンC・E・フェルラ酸の組み合わせが代表的です。

よくある質問

ビタミンC美容液が茶色に変わりましたが使えますか?+

酸化しているため効果が大きく落ち、肌を黄色く染めることがあります。新しい製品に替え、密閉容器の製品を選ぶとよいでしょう。

純粋なビタミンCと誘導体、どちらを選べばいいですか?+

刺激に耐えられて早い変化を望むなら純粋な形、敏感肌か安定性を重視するなら誘導体が適しています。誘導体は効果が緩やかな代わりに毎日使いやすい成分です。

朝と夜、どちらに塗りますか?+

抗酸化と光保護の補助が目的なら、朝に日焼け止めの下に塗るのが研究で使われた方法です。刺激があれば夜に使ってもかまいません。

出典と確認日

UCURICOSME 편집팀
最終確認 2026.09.23 · 次回点検 2027.03.23

関連ジャーナル

一緒によく言及される成分