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ピーチ×ブラウンのやわらか秋メイク|色の組み合わせと塗る順番

著者 URITRIP

ピーチ×ブラウンのやわらか秋メイク|色の組み合わせと塗る順番

韓国で「구운 살구빛(焼いたアプリコットの色)」と呼ばれる秋メイクは、アプリコットカラーを顔全体に濃くのせるよりも、ピーチの血色感にブラウンの落ち着きを少しずつ混ぜたときに雰囲気が出ます。まぶたは明るくやわらかく、目のキワは細くはっきりと、チークとリップはお互いになじむ濃さにそろえるのが基本です。秋メイクをしたいけれど、濃いシャドウやオレンジっぽさが苦手だった人は、まずこのバランスから見直してみてください。

この組み合わせで注目したいのは、アイテム単体の発色よりも顔に残す色の面積と濃さです。きれいな色をいくつも選んでも、すべてが強く出るとやわらかな印象はぼやけてしまいます。反対に、くっきりさせたいところだけを残せば、淡い色でもぼんやりしないメイクに仕上がります。

ピーチ×ブラウンの秋メイクは、鮮やかなコーラルと何が違う?

「구운 살구빛」は決まった色番号やパーソナルカラーの分類ではなく、温かみのあるピーチにベージュとブラウンが溶け込んだ雰囲気と考えるとわかりやすいでしょう。日本の秋メイクでいえば、アプリコットベージュやピーチ×ブラウンの組み合わせに近い色味です。コーラルの血色感は残しつつ、色の主張を抑えた組み合わせです。そのため、アプリコット色のアイテムをひとつ探すだけでは思いどおりの仕上がりにはなりにくく、目もとの陰影と唇の深みが一緒になって印象をつくります。

落ち着きを出すために、すべての色を暗くする必要はありません。明るく淡いピーチを広く仕込み、中間のブラウンで形を整え、いちばん深い色はまつ毛のキワに限定するのが目的に合っています。明るい面積が十分に残っていれば、ブラウンを足しても重く見えません。「秋らしさ」を暗い色の量だけで考えないことが大切です。

イエベ秋向けのメイクを探している人の参考になる方向性ですが、同じ組み合わせが誰にでも同じように見えるわけではありません。肌や唇のもともとの色、ふだん心地よく使える色の濃さが人によって違うからです。ピーチが黄色っぽく浮くならピンクみのあるベージュに、ブラウンが重く感じるならもっと淡いシャドウに替える、といった調整ができます。パーソナルカラーの名前よりも、顔の中でどの色が先に目立つかを見るほうが具体的な基準になります。

ベースは明るさより、色ムラを整える範囲で考える

ミント色の背景にエルボリアンのCCレッドコレクトを置き、薄いベースと部分補正の考え方を表した画像

やわらかい色をのせるなら、土台も薄く均一に整えておくのがおすすめです。頬まわりの赤みが強く残っていると、その上にのせたピーチやベージュが思ったより赤く見えることがあります。かといって顔全体を明るく厚く覆うと、チークの色が肌から浮いて見えがちです。必要な部分だけを整えながら、もとの肌の明るさとつなげることが先です。

エルボリアンのCCレッドコレクトは、この目的で検討できるアイテムです。ブランドは、グリーンの色素で目に見える赤みを補正するベースと説明しています。期待できるのはメイクによる色補正で、赤みの原因そのものを治すものではありません。日本でおなじみのグリーンのコントロールカラーも、補色で赤みを目立たなくするという考え方は同じです。赤みがあまり気にならないなら、このステップを足さずに、いま使っている薄づきのベースで十分です。

まず少量で肌のトーンを整え、もっと隠したいところにだけコンシーラーを足していきましょう。チークをのせる位置は特に厚く重ねないほうが、濃さを調整しやすくなります。ベースがたっぷり残った状態でクリームチークを強くこすると下地まで動いてしまうので、指やツールに少量とって押さえるようにのせるのがおすすめです。このメイクに必要なのは高いカバー力ではなく、色が均一につながる土台です。

ピーチのシャドウとブラウンの陰影は役割を分ける

アイメイクの参考にしたいのは、ホリカホリカ マイフェイブピースシャドウの#88 グリルドピーチ、#89 シナモンスパイス、ジェルテイル #97 ココアブリュレです。同じマイフェイブピースのシリーズでも、前の2色はアイシャドウ、ココアブリュレはジェルテイルという別のテクスチャーなので、色名とテクスチャーをあわせて確認しておきましょう。

明るい色は広く、濃い色は狭くという考え方をアイシャドウとブラシで表した画像

グリルドピーチはまぶたのベースをつくる役、シナモンスパイスは目頭と目尻に深みを足す役と考えるとわかりやすいです。韓国の公式オンラインストアでも、グリルドピーチはナチュラルな陰影色、シナモンスパイスはパール入りの陰影色に分類されています。落ち着いたメイクだからといって、きらめきをすべてなくす必要はありません。小さなきらめきを限られた範囲に置けば、色のやわらかさを保ちながら質感に変化をつけられます。

塗る順番は明るい色から暗い色へ。ピーチを薄く広げたら、ブラウンを狭い範囲に足し、最後にいちばん濃い色でまつ毛のキワを整えます。このとき、ブラシに残った濃い色をそのまままぶた全体に広げないことが大切です。境目をぼかそうとして濃い色の面積まで広がると、最初に残しておいた明るいベースが消えてしまいます。

ココアブリュレのような深い色は、目もとを仕上げる選択肢です。アイライナーの代わりにしなければと考えるより、シャドウで整えたあとにまだラインが必要かどうかで判断すれば大丈夫です。目の形や求めるくっきり感によっては、ライナーを少し足してもかまいません。やわらかい色とはっきりした目もとは両立できます。くっきりさせる範囲をどこに置くかがポイントです。

Nutty Beamとラッキーナッツは、名前より実際の組み合わせで判断する

チークとリップで参考にしたいのは、リリーバイレッド ラブビームチークバームの15 Nutty Beamと、ピアー ラッキーシャインティントの07 ラッキーナッツです。韓国ではティントの07が「너티행(ナッティヘン)」という名前で、チークの「너티빔(ナッティビーム)」とそろった名前に聞こえます。とはいえ別々のブランドの別アイテムなので、名前が似ていても同じ色の保証にはなりません。チークとティントは、のせる肌、テクスチャー、使う量がすべて違うので、並べて見てはじめて組み合わせを判断できます。

Nutty Beamはチークを落ち着いた色でつなげる候補、ラッキーナッツは唇に色とツヤを足す候補として見ることができます。ただ、この2つを使うこと以上に大切なのは、チークとリップのどちらがより鮮やかに残るかです。リップをのせたあとでチークが薄く見えるならチークを少し足し、チークが先に目に入るなら、リップを濃く重ねる前にチークの輪郭をやわらかくぼかしましょう。

ピンクの背景にピアーのティントを並べ、チークとリップをあわせて比べることをすすめる画像

クリームチークは一度に広く伸ばすより、色の中心にしたいところに少量のせてから、残りを外側へつなげてみてください。中心の色は残し、輪郭は肌に自然になじませるのが目標です。最初から広い範囲を同じ濃さで埋めてしまうと、直すときにベースまで触ることになりがちです。チークを主役にしたい日でも、輪郭まで濃くする必要はありません。

唇は、もともとの唇の色の影響もあわせて見る必要があります。手の甲では落ち着いたベージュに見えるティントも、唇にのせるともっと赤く、深く見えることがあります。最初は少なめに塗って色とツヤがどうなじむかを確かめ、足りないところにだけ重ねるのがおすすめです。唇が十分に色づいたなら、チークまで同じ強さに引き上げる必要はありません。チークとリップが同じ色に見えることより、どちらかが浮いて見えないかを基準にしてみてください。

涙袋とハイライトだけが明るく浮かないように

目もととチークを落ち着いたトーンで整えたのに、涙袋だけが白く目立つと、全体の印象が変わってしまいます。涙袋の明るさを決めるときは、肌だけでなく、まぶたにのせたシャドウとも比べてみてください。上まぶたはやわらかいピーチなのに、下に強い明るさの帯ができると、視線がそこに集まりやすくなります。

最初から広く明るく埋めるより、狭い範囲に淡い色をのせてから顔全体を見るのがおすすめです。暗く見えるなら明るいピーチを少し足し、明るい部分が先に目立つなら量や範囲を減らして調整します。目指すのは涙袋をなくすことではなく、アイメイクのほかの部分と自然につなげることです。近くの鏡で見たときのくっきり感と、顔全体で見たときのバランスは、分けて確認しましょう。

ハイライトも同じ考え方です。鼻先や頬骨に光を足すにしても、広くギラッと光る面をつくるのと、小さな範囲にツヤを置くのとでは印象が違います。チークやリップにすでにツヤがあるなら、ハイライトの範囲を小さくしても十分なことがあります。マットかツヤかを選ぶ問題というより、光を残す位置を決める問題として考えると選びやすくなります。

日本で手に入れるには

ホリカホリカのマイフェイブピースシャドウ #88 グリルドピーチと #89 シナモンスパイス、ジェルテイル #97 ココアブリュレは、ホリカホリカのQoo10公式ストア(韓国からの発送)で扱われています。価格はシャドウが各900円、ジェルテイルが通常1,000円です。PLAZAなど日本の店頭で扱う色は一部に限られるので、色番号で確認するのが確実です。ピアーのラッキーシャインティントは2026年8月にQoo10公式ショップで日本発売され、07 ラッキーナッツを含む10色、各1,600円です。

一方、リリーバイレッドのラブビームチークバームは日本でも公式に販売されていますが、日本で公式に扱われている色に15 Nutty Beamは含まれていません。エルボリアンは現在、日本に公式の販売窓口がありません。この2つはOlive Young Globalで購入でき、日本への配送は6〜7日ほど、3,900円以上で送料無料です。Olive Young Globalの通常価格(米ドル表示)は、ラブビームチークバームが13.99ドル、CCレッドコレクトが15mlで24ドル、45mlで46ドルです。

全部そろえる前に、手持ちの色を役割で分けてみる

ベース、アイシャドウ、ティント、ポーチを並べ、手持ちのコスメを役割ごとに見直すことを表した画像

このメイクを試すのに、パレットやチークをいくつもそろえる必要はありません。手持ちのアイテムを「明るいピーチのベース」「中間のブラウンの陰影」「濃い締め色」「落ち着いたチーク」「ツヤのあるリップ」の5つに分けてみてください。ひとつのパレットに最初の3つの役割がそろっているなら、まずはその中で組み合わせられます。まったく同じアイテムをそろえるより、それぞれの色がどこを担当するかを決めるほうが応用しやすくなります。

最初は、まぶたのベースと薄い陰影、チーク、リップまで仕上げたら、一度手を止めて全体を見てみましょう。そこから足りないくっきり感だけをまつ毛のキワに足し、必要なところにだけ光を足せば十分です。色がしっくりこないときは、すぐにアイテムを足すより、広く塗りすぎた色がないかを先に確認してみてください。濃さを下げたり面積を狭めたりするだけでも、組み合わせの印象は変わります。

このピーチ×ブラウンの秋メイクでいちばん大事な基準は、「秋色をどれだけたくさん使ったか」よりやわらかい色の中に、必要な輪郭が残っているかです。まぶたの明るさは生かし、濃い陰影は必要なところに置き、チークとリップをあわせて調整する。この基準ができると、新しいコスメを選ぶときも、かわいい色名より、自分のメイクの中でどの役割を担うアイテムかで判断しやすくなります。

商品名と色名は、日本で公式に販売されているものはホリカホリカとピアーのQoo10公式ストアの表記に、日本で公式に販売されていないリリーバイレッド15とエルボリアンはOlive Young Globalの表記に合わせました。価格と販売状況は2026年10月30日に、Qoo10公式ストア、@cosme、WWDJAPAN(ピアーの日本発売情報)、Olive Young Globalで確認しています。価格はセールや送料で変わるため、購入時に同じ色番号と容量で比べてください。

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